
■著者 外交官X(エックス)
■発行 2010年2月
■判型 文庫判
日本の現役外交官が銃弾飛び交うプノンペンで体感した「カンボジア政変」の真実
豊かに暮らしていた700万のカンボジア人は、超大国の冷酷な対立の渦に巻き込まれ、民族同士の殺戮へと──。国際外交という無形の魔力がもたらす過酷な破局、その奔流に生きる人間の愛と死闘と…。
※本書は、1976(昭和51)年12月に㈱太陽から出版された同名の単行本を文庫化したものです。
【上巻・目次】
第1章 陽光(1974年8月)/第2章 出発(1974年9月)/第3章 戦地(1974年10月)
【中巻・目次】
第4章 陰 謀(1974年11月)/第5章 総攻撃(1975年1月)
【下巻・目次】
第6章 後退(1975年2月)/第7章 脱出(1975年3月)/第8章 陥落(1975年4月)/第9章 送還(1975年5月)/第10章 国境を越えて
【著者プロフィール】
外交官X(エックス)
1938年生まれ。男性。執筆時は現役外交官だったため、「外交機密」の関係もあって、素性を明らかにできない。